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「では、がっきゅう委員長は大島怜奈さんに决まりました!」
パチパチパチ!
きょうしつのあちらこちらからはくしゅが起こる。
窓の外、㋃の明るい春の光が、空いっぱいにあふれている。
なのに心はなんとなく晴れない・・。
1年生につづいて、また、委員長・・・。
「大島はゆうとうせいだもん!」
「きょねんも絵のコンテストで優秀賞とってたもんね!」
「真面目だし、努力家だしね!」
「美人だし!先生からもきにいられてるし!」
「怜奈しかムリでしょ~!」
きょうしつのあちらこちらから、みんなの声が聞こえる・・。
わたし、大島怜奈。中学2年生になったばかり・・・。
びじゅつ部に入っていて、特技は絵。
かぞくはパパとママと1つ歳上の大島怜美というおねえちゃんがいて4人かぞく。
ほうかご
「怜奈すごいよ!2年れんぞく委員長だなんて・・。内申がよくなっていいな!」
仲良しの明菜がそう言った。
「ないしんしょって2年生からもみるらしいもんね!」
小さい時から仲良しの七海がそういった!
「怜奈ならあのガリベンがいっぱいいる。湾岸もねらえるっていわれてるんでしょ?」
「え?そんな事いわれた事ないよ。」
「え?でも多文怜奈ならいけるって私思う・・。」
「そ、そう?ありがとう!」
答えながらも、ちょっとふくざつな想い。
だってそんな事いわれたってプレッシャーが高まるだけ・・。
「怜奈って有名だもんね!!」
「え?」
私がゆうめい?
「きょねん、怜奈が絵のコンテストで優秀賞もらった時しんぶんに怜奈のったでしょ?それを見た母が〖明菜のクラスにこんな優秀な子がいるなんて心強いわね!〗って母いってたんだよ。怜奈をいい子だっていってるんだよ!
「そ、そんな!でもありがとうって明菜の母様に言っておいてね。」
またいい子のお返事してしまう。私・・。
いいながら 自己嫌悪 なんで、わたしってこうなのかな?
おねえちゃんみたいに明るく楽しくふるまえないんだろう。
うちのおねえちゃんはテニス部なんだけど後輩にすかれていて 人気者なの。
みんなに〖怜美ちゃんセンパイ〗なんて なまえで呼ばれちゃって おともだちみたいに仲良し。
「ねえねえ。怜奈のおねえさんってサッカー部の広田センパイとつきあってるって本とうなの?」
七海が聞いてきた。
「ほんとだよ。」
おねえちゃんは1年の時からずっとかたおもいしていた広田センパイとことしの、 バレンタインにゆうきをだしてこくはくしたんだよ。
「ほんと!なんだ~。」
「すご~い!怜奈のおねえさんやるねえ~!」
ふたりがきゃあきゃあ騒いでいる。
「いいなあ、 あんなかっこいいセンパイが義理の兄って。」
「けっこんしたわけじゃないんだからあ~」
わたし、苦笑・。
「でも 広田センパイってにんきものだよね!」
「私もそれ、思う~」
「でも、怜奈と怜奈のおねえさんって似てないよね・・。」
「怜奈のおねえさんってテンパだもんね!!」
「よく言われる・・・。」
「大島。」
その時、たんにんの村川先生に声をかけられた。
「始業式のあと、ひとりできょうしつのそうじをしてくれたって?」
先生、顔がにやけてる・・。
「そうじだなんて。机がみだれていたので 直しただけです。」
「校長先生が偶然 ろうかを通りかかったらしくてね。大島の事をホメていたぞ。」
「いえ。そんな・・。」
「ことしも委員長がんばれよ。大島なら安心だ。」
「あ、はいがんばります。」
先生がキゲンよくきょうしつから出ていった。
あ、またいい子のおへんじしちゃった・・。と、思ったしゅんかん!
「はあ?なにあれ!」
「始業式のあとって、そうじはしなくてよかったはずでしょ?」
「いいこぶりやがって。」
「ひとりでそうじなんかして、点数稼ぎ。」
「校長先生が通りかかったの知っててわざとじゃない?」
「成績のためってやつっしょ!今のじきはないしんしょのためってやつもあるよ!」
え?なんでそーなっちゃうの?
私驚いて振り返る。
新井さんたちだ・・。新井美夏クラスのハデ女子グループのリーダー的そんざい。
「私そんなつもりは・・・。」
「いい訳はいいよ!」
「がんばります!だってさいいおへんじなこと・・・。」
くすくす。
なんでこうなってしまうの??
私は私なりにがんばっているだけなのに・・・。
かえり道
「大島!」
「あ!谷川君」
彼のなまえは谷川勇雅さいきん気になっていた。
谷川君おねえちゃんと同じテニス部男子テニス部と女子テニス部はとても仲がいいと噂もあったりするんだよね。
谷川君まだおねえちゃんの事スキなのかなあ!?
谷川君はおねえちゃんと広田センパイがつきあう前からおねえちゃんの事スキだったのにおねえちゃんはそのきもちにきづかずに広田センパイとつきあっているんだ。
私の心はいつになったら和むのだろう。
スキな人のスキな人はじぶんの姉だなんて・・・。
「どうしたの??」
「あ、あのさ!怜美ちゃんと広田センパイがつきあってるってほんとうなの??」
あ、谷川君やっぱりおねえちゃんの事がまだスキなんだ・・。だからしんけんに話かけてきたんだ。
「え、あーあの・・。」
「え?どっちだよ!」
も~なんでよ。なんでそんなにしんけんになって聞いたりするの?
ちょっと私のきもちもわかってよ。
おねえちゃんと広田センパイの仲をこわしたりしないでね。
そうかんがえているうちにかなしくなってきた。
どうして私がスキになる男の子は私じゃなくておねえちゃんをスキになるんだろう。
恋も全てがもう嫌!
新井さんもどーせ谷川君の事ねらってるよね。
谷川君はずっとおねえちゃんがスキだったんだよね。
そう思うとなんだかおねえちゃんがねたましい。
「おい!怜美ちゃんは広田センパイとつきあっているんだな?」
「おねえちゃんの話しないでよ!」
私はそういうとあわてて家にかえった。
そうすると・・・。
「あ!おかえり!」
おねえちゃんがいた。
いいよねおねえちゃんはあまえたければあまえられて・・。
「ただいま」
「怜奈。委員長になったんだってな!すごいじゃないか!」
おとうさんがいう。
「うん!」
「なにいってるの!怜奈ならあたりまえよ!」
「しっかりしてるし、怜奈ならあんしんだわ!ことしはもっとがんばりなさい!」
「はい。」
「それにくらべて怜美は受験生なんだからしっかりしなさいよ!おかあさんしんぱいだわ。」
いいな。おねえちゃんはみんなにそーいわれて、私なんていつもあたりまえっていわれるかテストで99点でも
「どーした!怜奈ならこんなもんだいできてあたりまえなのに・・。」
っていわれるだけ・・・。
いつもカンペキじゃなきゃいけない・・。
一言「がんばりすぎなくてもいいよ」って私はそれを言ってほしいのに・・・。
もう嫌、なにもかもが嫌!!
私は私なのよ!!
