私一人ではなくお友達と行くので、その子にもバレないようにしなくちゃいけなかったり、お家を出る時間が不自然じゃないようにしなくてはいけない。
彼はその日は仕事。
彼の奥さんはものすごく厳しい人。
夜は出れないので会えるのは陽が上ってるうち。
一緒に行く友達には向こうで久しぶりに友達に会うから申し訳ないけど一足先に向かうね!とお願いをしてあっさりOK。
彼は早い分には大丈夫と言っていたのでどれだけ私が早く向こうに着けるか。
旦那にどれだけ怪しまれず迎えるか。
朝7時の新幹線に乗れば向こうに9時には着ける。
それには家を6時過ぎにでなくてはならない。
旦那は何時から始まるかも知っている。
…やっぱり友達に会いたいから早めに行くと言うしかない。
『あのさ、LIVEの日早めに行って向こうで久しぶりに◯◯と会おうと思うんだけどいいかな?』
『いいけど何時に出るの?』
『7時の1番早いやつ乗りたいから6時過ぎぐらいかな?』
『6時⁈⁈早すぎじゃない⁈⁈⁈』
『でも向こう着くの9時過ぎで、そっからまた移動しなきゃいけないからさ。』
『ふーん。わかった、はいよ!』
人生でここまで嘘ついたのはじめてだ。
嘘って疲れる。
でも後悔なんかしない。
あたしが決めたこと。
みんなごめんね…でも彼にどうしても会いたかった。