A'company Produce Rock Musical
『GET OUT! STREET!!〜Broken town〜-トゥー・ウェイ・ストリート-』

5月23日(木)〜26日(日)全6公演!
無事に終演いたしました。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。




このGOSは、2013年と2016年にも公演されているA'companyさんの人気作品で、今回初めてのロックミュージカルとして新たに生まれ変わったのだそうです。
この作品のファンの方もたくさんいらっしゃるようで、今回私もGOSに出演させていただくことができ、ものすごく嬉しい気持ちでいっぱいでした。


この物語は、とある国とある時代のストリートチルドレンの日常が舞台となっていて、その街の凶悪集団ハンマーヘッドの中のボスであるタイラーの女、ベニー・ビアス役をやらせていただきました。

今後再演される可能性もあると思いますので、詳しい物語の内容は控えますが…


私が演じたベニーは、普段は豪快でどっしりとした女ボスなのですが、自身にも壮絶な過去があり、タイラーとの出会いを経て一変し、タイラーを一途に愛する純粋な女性でした。

同性の私から見ても、とにかく格好いいんですよ!!ベニーは!

役作りで、強い女性として、集団の上に立つ者としての風格や貫禄を出すことは、そこまで難しくはありませんでした。というか、、滲み出ちゃっていたかな、貫禄…^^;
これまでの自分の積み重ねてきた経験が役立ちました。笑

ただ、私はもともと声質もどちらかというと細い方ですし、体型も外国の方のようなボリューム感はないですし、豪快さを表現するのには苦労しました。
これはおそらく気持ちの問題で、役に対しての迷いや自信のなさが初めは表に出てしまっていたのかなと思います。

もともとの自分の気の弱さもこの世界観には邪魔をしていて、普段の生活からも気を大きくすること意識していました。

外国のノリも私の中にはあまりなくて…
リアクションだけは欧米ですがw

洋画を手当たり次第にたくさん観たり、お酒の飲み方一つもおぼつかなかったので、そこも研究しました。
日頃から悪いことだけを考えて、それが面白くなる程に自分の中に落とし込んだり…
ディズニーのヴィランズ(悪役)の怪しいまでの妖艶さや動き、迫力だったり、自分が中心という軸の部分をアニメや実写版から吸収しようと努めていました。

海外旅行をしたときに、実際に見かけたストリートチルドレンを思い出したり、危険な争いや本物の銃声音の動画を観たり、日頃のイライラを溜め込んでお芝居で爆発させたり、いろいろ試しました。

他の皆さんも、自分流のあらゆる方法で丁寧に丁寧に役作りをされていました。


ベニーはいかがでしたか?^^
普段の私とはかけ離れているかもしれませんが、、強くて芯のある女性になりたいと憧れているので正に理想の女性でしたし、何よりみんなより高いところから見ている感じがなんとも言えない爽快感があり、堪りませんでした!笑


そして、なんと言っても後半は見せ場が!!
再演のことも考えて詳しくは語りませんが、、
ボルテージが最高潮に上がり誰も手に負えないベニーに、とあるきっかけで感情が変化して、、タイラーへの想いが溢れたところでメロディーが…。

ドラマティックなんですよー!!

前回と同様にソロで一曲いただけたことが物凄く嬉しかったです。
もちろんその責任やプレッシャーもありますが、最後まで声が枯れなくて良かった…

お客様が涙しているのも伝わり、これは本当に心から嬉しかった瞬間でした。

私は、自分が表現することで誰かを感動させたい!心を鷲掴みするような歌やお芝居をしたいと思い、この業界に入ることを決意したので、実現できたときは言葉にならない思いでした。

照明さんの明かりの演出や、音響さんの毎ステージごとに変えてくださる微調整が本当に有り難くて有り難くて…
毎回反省点をお話し合いさせていただき、私が歌いやすいように調整してくださいました。

周りの出演者さんみんなの生み出すリアクションや緊張感、お客様の集中して聴いてくださっているあの空気感など、皆様のおかげで、あのシーンが感動的に創り上げられたのでとても感謝しております。
ありがとうございました。



ハンマーヘッドの女の子のメンバーとも、少し距離をとってあまり馴染み過ぎないように、言葉に説得力を出せるように普段から意識していました。全ては役のために!

ダンス練習やお芝居のお稽古をやっていく中で、ハンマーヘッドの団結力が強くなっていくのを感じました。



ストリートチルドレンが明るく、小さなこと一つ一つに喜びを感じて生きている姿に、私は胸がいっぱいになりました。

普段何気なく生活をしていることも、朝が来て夜になり、また一日が始まる…ということだけで人生は希望に満ち溢れているなと感じました。

どんな些細なことも有難く、人の温もりを感じられることがどんなに幸せなことなのだろうと、改めて実感させられる素敵な作品に出会えたなと思います。

携わってくださった皆様、ご観劇いただいた皆様、ありがとうございました。



長くなっちゃった…(>_<)
ばぁーっと書いたから誤字脱字や読みにくいところがあるかもですが、最後まで読んでくださってありがとうございます。

もう少しミュージカルのお話は続く。。
お付き合いくださいね♪笑


くりもえでしたー\(^o^)/