モーツァルト配信予習 〜 姉ナンネル編 〜 | じろぱ ma-dang

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JYJが好きです。
三人のこと、日々のことをひっそりと綴るma-dang(庭)です。

 

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あにょはせよ。

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の、お時間です

 

 

連載も最終回に近づいてまいりました。

 

がんばれ、自分グー

 

 

第5回はヴォルフガングの姉

 

マリア・アンナ・モーツァルト

 

愛称:ナンネル

 

母も同じ名前でマリア・アンナですね。

 

まあ、この時代のあるあるですよね爆  笑

 

以降はこの愛称ナンネルで進めます。

 

 

 

ヴォルフガングより5歳年上

 

ナンネルも幼少の頃からピアノの前身であるクラヴィーアのレッスンを始めました。

 

7歳頃であったと言います。

 

父レオポルトはナンネルのために教則本、通称『ナンネルの楽譜帳』を作成しています。

 

 

ちなみにヴォルフガングは3歳でクラヴィーアに興味を示しました。

 

そしてなんと5歳の頃には即興で作曲するようになり、練習で使っていた『ナンネルの楽譜帳』の余白に自分で書き込んだそうですよ。

 

よっ、さすが神童爆笑

 

 

しかしナンネルもまた利発な子でした。

 

音楽の進歩は目覚ましかったとか照れ

 

 

父レオポルトは大いなる野望を持ち、ヨーロッパ各地に演奏旅行に出かけたことは前回記事で触れました。

 

ナンネル11歳、ヴォルフガング6歳の時でした。

 

ナンネルも弟と共に貴族や皇族たちの前で演奏を披露してたんですね。

 

 

 

御前演奏をして、マリア・テレジアからヴォルフガングが豪華な式服を下賜されたことは以前書きましたけど、ナンネルも賜ってるんです。

↓↓

 

ほんとに姉弟揃って音楽の才能に恵まれてたんですねデレデレ

 

 

 

 

ただ、、、

 

弟がケタ外れの天才だった件真顔

 

 

 

ナンネルも優れたクラヴィーア奏者であり、作曲もしていたようだけど、何しろヴォルフガングが並外れてるから〜滝汗

 

 

周囲や父レオポルトの目は自然とヴォルフガングに注がれ、いつしかナンネルは弟の才能の影に隠れてしまい、脇役に回ることになるのです。

 

 

ナンネルが成長してから表舞台に出ることはありませんでした。

 

まだ女性が音楽家として活躍することは難しいこの時代。

 

ナンネルもそれを理解していたと思います。

 

だからこそナンネルもまた、ヴォルフガングに夢を託すようになるのですショボーン

 

 

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市場での場面

 

コロレド大司教に反発し、マンハイムへ旅立ったヴォルフガングを世間の人々は嘲笑し、ナンネルをからかいます。

 

でもナンネルは明るい未来を弟に託しているから、、、

 

違うわ!

うまくいくわ!!

そのうちわたしも呼ばれるはず!!

夢の中の国、わたしがプリンセスで弟がプリンス。

 

と、歌うのです。

 

 

でーもーねー真顔

 

 

はいキタ、ここで例のウェーバー一家

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当のヴォルフガングは故郷の家族そっちのけでウェーバー一家とよろしくやってる案件真顔

↓↓

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モーツァルトが初めて一人で旅に出たのがマンハイム。

 

以降、マンハイム→パリ→ザルツブルグ→ウィーンと点々とします。

 

父レオポルトは旅先に何かと手紙を送り、ヴォルフガングに苦言を呈するのです。

 

多分、ナンネルは傍でレオポルトの嘆きを見てますよね。噂も耳にするだろうし。

 

そうした中でナンネルの託した夢、希望は徐々に薄れていったのではないでしょうかショボーン

 

そうせざるを得ない状況に流れが変わっているのを感じ取っていたかもしれません。

 

もしかしたら父レオポルトよりも早く。

 

レオポルトがヴォルフガングを呼び戻すといった時も懐疑的。

 

終わらない歌なんてあるのか

時間は取り戻せるのか

すでに壊れた夢は願ったところで戻るのか

それでも終わらない歌を祈ります

 

( ;∀;)切にゃい

 

 

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引き止めるのも聞かず、ヴォルフガングは押し切り、コンスタンツェと結婚します。

 

もうこれが決定打チーン

 

 

 

夢の中の国、わたしがプリンセスで弟がプリンス

 

そう歌っていたけど、その夢の国はやって来なかった。

 

王子は去っていったんです。

 

やはり夢は夢のままで終わってしまったんですね。

 

 

 

音楽の才能を持ち、幼い頃は弟と共に華やかな舞台に立ったこともあった。

 

でも天才ヴォルフガングの前にしては脇役に回るしかなく、いつしか音楽の道も潰る。

 

それでも献身的に父を支えながら、弟も励まし、いつかは全てうまくいくと希望を弟に託してみた。

 

 

しかし結局夢は露のように消え、結婚資金もヴォルフガングのための仕送りと消えた。

 

結婚を希望した相手もいたけれど、貧しさを理由に父が許さなかった。

 

父が選んできた相手は堅い職業だけれど、15歳年上すでに5人の子持ち。

 

 

 

 

やるせなさが過ぎるやろーーーーー!!

( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)

 

 

 

 

母マリア・アンナがパリで亡くなって以降、老いてゆく父レオポルトをかいがいしく世話をしたナンネル。

 

レオポルトもそんなナンネルを中々手放さなかったとか。

 

33歳の時、15歳年上の地方貴族と結婚しますが、先妻の子がすでに5人。

 

ナンネルもわが子を産みますが、この内一人を父レオポルトに預けています。

 

レオポルトの晩年を心配し、度々嫁ぎ先から見舞いに来ては看病し、最後も看取りました。

 

 

 

ミュージカルでは父の死をヴォルフガングに伝えに来るという場面がありますが、、、

 

もうね、ほんとね、、、

 

この場面ツライから( ;∀;)

 

 

仲良かった一幕を観てるから、ヴォルフガングに放つ言葉が突き刺さるったらナイ

 

 

 

父の死後、財産分与について事務的なやりとりが交わされますが、すでに二人の溝は深く、埋まることはなかったようです。

 

50歳で夫と死別。

 

晩年は故郷ザルツブルグに戻り、ピアノ教師として生計をたてました。

 

途中、失明という不遇にも見舞われますが、78歳でその生涯を終えています。

 

 

 

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ヴォルフガングは姉のためにいくつか作曲をしているし、旅先やウィーンに移り住んでからも自作の曲を送り、演奏上のアドバイスを与えているそうです。

 

姉の音楽家としての感性や才能を認めていたんでしょう。

 

ああ、それなのにそれなのにえーん

 

 

もし時代が違ったら、ナンネルも名を残す音楽家になっていたのかもしれないですね。

 

 

 

ミュージカル全体から見ればナンネルの出番はそれほど多くないです。

 

でもナンネルの抑えた想いや変化していく心情を是非鑑賞ポイントの一つに加えて頂きたい!

 

コレもえじろぱからのおねがい真顔

 

 

なんねるえこひいき

 

だってかわいそうだから

 

 

*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:**:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*

 

 

 

さあ!配信まであと5日

 

 

 

今日はパク・ウンテぺうにの公演が撮影されますねキラキラ

 

ああ、美声が楽しみちゅー

 

 

 

今日はこの辺で〜バイバイ

 

姉ナンネル編でした!