慎独 | the CHANGE

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『其(そ)の賭(み)ざる所に戒慎(かいしん)し、其の聞かざる所に恐懼(きょうく)す。

隠れたるより見(あらわ)るるは莫(な)く、微(すこ)しきより顕(あき)らかなるは莫(な)し。
故に君子その獨(ひとり)を慎(つつし)むなり。』
《中庸・第一章》



君子は誰もみていないところでも心を慎み戒(いまし)める。
誰も聞いていないところでも自分の言動を恐れる。
隠れて誰も分からないように思うけれども、それを長く積み重ねていくというと、

思いがけない時に明らかになってくる。


だから、君子は独りでいる時も、自分自身を慎まねばならない。
そのように『中庸』は説いております。

物事にはシンギュラーポイントと呼ばれる特異点があります。
大したことではないと思って少しずつ積み重ねてきたことが、ある時パッと現れる。
いいほうにも現れます。
長年人知れず善行を重ねてきたことが分かって、その人に対する尊敬の念が倍加する場合がある。

逆に悪いことを重ねているというと、

「あの人は仏さんのような顔をしながら、とんでもない人間だった」

とまったく逆の評価を受けることになるわけです。


独りを慎むのがなぜ大切か、よくお分かりになられたことと思います。
これは「慎独(しんどく)」といって修養の一番重要な部分ですね。
独りの時、いかによき行いをしているか否かが人間を磨く上での大きな分岐点となると思います。

伊與田覺

月刊『致知』2010年11月号・『中庸』に学ぶ人間学

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とても勉強になります。


これは、本当に難しいことですね。


人に見られていればやる、1人であればゆっくりやったり、いついつまでにやればいいからと、後回しにしてしまう。


1人のときに、いかに良い行動をとれるか。


それが成長のポイントとして、自分を強くしていきたい。