互いに正論ばかり言い合っているのです。
正論ばかり言い合っているカップルは、絶対と言っていいほどうまくいきません。
なぜかというと、正論ほど相手を傷つけるものはないからです。
夫婦は理屈でつながっているのではなく、扁桃核の好き、嫌いで結びついています。
その相手にいくら理屈、つまり正論を説いて聞かせても、相手の潜在意識が求めるものと違っていますから、一致点が見いだせず、ますます事態が紛糾してしまうのです。
これは、男女間だけではなく、実は、すべての人間関係に同じことが言えます。
職場でも、チームでも、理屈は心を強張らせるだけで、人の気持ちを聞かせることはできません。
本書のテーマから離れるので、詳しくは触れませんが、管理職研修などで、部下の心をつかむにはどうするかという話をします。
そういうところでは、相手の心を開かせる方法の一つとして「イエスバット法」を紹介します。
「イエスバット法」というのは、まず相手の言葉や行動を「YES(そうだね)」と認め、承認したうえで、「BUT(しかし)」と語り掛けるコミュニケーション術です。
ますは相手を承認することで、扁桃核がプラス感情になり、脳が肯定的な状態になります。
そうすると、潜在意識がものごとをプラス感情で受け入れる態勢になりますから、あとの本題もスムーズに頭に入るのです。
ですから、夫婦の仲が今一つうまくいかないときは、相手の言葉にいきなり「BUT(しかし)」で返さない。
まずは「YES(そうだね)」と、いったん相手を承認する。
それだけで、二人の関係はガラリと変わってくるはずです。
さらに、他人とコミュニケーション術である「イエスバット法」を、自分の感情、イメージ、思考をプラス思考に切り替えるために応用する方法もあります。
西田文朗
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まず真っ先に肯定すること。
その上で、自分の思いを伝える。
これが感情が絡むと難しいですね。
私情を入れずに話せれば良いのですが、自分の話を前に出してしまう。
正論のやりとりは上手くいかない。
これだけは忘れずにいる必要がありますね。
仲良く話し合うためには、肯定すること。
受け入れる器の大きい大人でありたいものです。