本日、退院することになりました。
ご心配・応援していただいた方々に感謝します。
ありがとうございました。
1ヶ月いた病室からの今朝の風景。
別になんていうことはない風景だけど、今朝は愛おしく思える。
手術後にあと2日が山場なので、身内に連絡するよう言われたときは、家族は死を覚悟したようですが、本人はそんなこととはつゆ知らずICUで眠り続けてた。
運ばれたときには、カリウムが8.5といつ心臓が止まってもおかしくない状況だったようです。
だから、あと2時間遅かったら、助からなかったと言われた。
シャントの感染は、吻合部を超えて、動脈や静脈に及んでいたようだ。
特に、動脈をそこで遮断してしまうと、指先に血液が行かなくなるので、前腕の切断を決断しなければならず、執刀医達は相当悩んだらしく、手術中にどう処置するかを相談しながらメスを進めていたと、以前クリニックの回診に来ていた顔見知りの腎臓内科医(この先生はスタッフがいなかったので、手術に立ち合われた)から聞いたときには、背筋が凍る思いがした。
シャントの手術を繰り返していたので、機能していない静脈を動脈のバイパスとして使い、前腕を切断することなく済んで、主治医には感謝しかない。
動脈血のPaO2(酸素分圧:肺における血液酸素化能力)が35.1Torrしかなく、人工呼吸器の装着を迷われたようだが、デメリットの方が多いとの判断で装着しなかったことが早い回復に繋がったようだ。
退院した足で透析クリニックに寄っていろいろと報告しようと思っている。