創傷処理と創傷処置の違いって分かりますか?
創傷処理は、切創(切りキズ)、刺創(刺しキズ)、割創(重量のある鈍器により、強い衝撃が体表に加わり皮膚が分断された開放性損傷)または挫創(転落や打撲で受けたキズ)などの創傷に対して、切除、結紮(血管等を縛ること)または縫合を行う手術です。一般的に局所麻酔を使う場合が多い。
創傷処置は、創部からの感染を防ぐため簡単な消毒や薬剤の塗布、ガーゼや絆創膏の貼付などの処置で、切除や縫合は行いません。
診療報酬上、創傷処理は手術料、創傷処置は措置料に分類される。
だから、緊急オペでグラフトを抜去したことは創傷処理で朝の苦行(創部を洗い、ユーパスタを塗布)は創傷処置になる。
7月にグラフトを再建し、翌日から透析クリニックで縫合部を殺菌し、縫合部にガーゼと包帯巻きしたことも創傷処置になる。