バロック絵画最大の巨匠ピーテル・パウル・ルーベンス。
ルーベンスといえば、バロック絵画独特の背景が暗めで、戦いの様子や宗教画が思い出され、正直言ってあまり好きな画家ではなかった。
せいび(国立西洋美術館)で、『眠る二人の子ども』を見るまでは。
今回も『憧憬の地 ブルターニュ』の後で、常設展に展示されている『眠る二人の子ども』を見てきた。
そんなに好きなら、ポストカードでも買ってくればと娘に言われたので、ミュージアム・ショップを覗いたら置いてあった。
100均でポストカード用の額を購入して飾ってみた。
この二人の子どもは、ルーベンスの兄の子で、この絵を描いたときには兄は亡くなっていたんだとか。
下の絵は、『花輪の聖母』という作品で、何とここに二人の子どもが描かれている。(分かりますか?)
『眠る二人の子ども』の絵は、一説には、この『花輪の聖母』を描くための習作(練習のために描くこと)だと言われている。
巨匠らしからぬ一面を見て、何だかほっこりしてしまった。