ネットサーフィンしてたら、『電解水透析』という聞き慣れない言葉を見つけた。


要するに、電気分解した水を透析液に使う透析のことのようだ。

電気分解した水というのは、水素を多く含むので『水素透析』ともいうらしい。


日本トリムという電気分解のメーカーと東北大学で共同開発(詳細は、こちら。)され、今では日本全国に27施設、約800床で利用されてる。

名古屋では、いろいろな学会の会長や理事長を歴任してきた前田憲志先生のクリニックで行われている。


電解水透析のメリットは、透析後の疲労感や掻痒感が低減し、心機能の数値が基準値以内に収まるようになり、血中アルブミンの還元型比率が健常者に近づくことなどがある。

また、通常の透析に比べて、死亡や心脳血管疾患の発生リスクが41%低くなることが報告されている。


備考)アルブミンのシステイン残基に、血液中の遊離システインがジスルフィド結合したものが酸化型アルブミン、システイン残基がフリーになっているのが還元型アルブミンである。腎・肝機能低下に伴う酸化ストレスの上昇により、酸化型アルブミンが上昇することが知られている。(さっぱり、分からない。)


また、聖路加国際病院や理化学研究所などの共同研究『電解水透析で重度の透析関連疲労感をほぼ消失』の詳細は、こちら