3月31日に日本透析医会のホームページに『透析患者の災害対策 ~災害時にすべきこと、起こる前の備え~』が掲載された。(詳細は、こちら。)

 

血液透析は、1人1回の透析で100リットル以上の水道水を使う。また、透析液の供給やベッドサイドのコンソールを動かすには電気が必要になる。

つまり、大きな災害が発生し、断水や停電が生じると血液透析はできなくなる。

 

それ以外にも、地震の大きな揺れで透析機器や建物が損傷して透析ができなくなることもある。

 

透析中に地震が起きた場合や透析施設外で地震に遭遇したときの心構えや対処方法が詳しく掲載されている。

 

以前、東日本大震災を経験された透析医の講演会で、多くの患者さんがパニックで自分のドライウエイトすら言えない状態だったと言われていた。

そのときは、聞いていた人みんなが「そんなバカな」と笑っていたけど、それ以来、いろいろなところに透析条件を書いたペーパーを保存してある。

どんなときに災害に遭うか分からないから。

 

ぜひ、上記のリンク先を一読してみてください。