2022年10月11日~11月14日に行われた日本透析医会による『血液透析患者のCOVID-19予防・診療体制フォローアップ調査(2022年度)』の結果が公表された。(詳細は、こちら。)
前回のアンケートは2年前の2020年10月~11月に行われ、その2年間に新型コロナの変異株出現による感染者の増加が起きた一方、ワクチンによる予防体制が築かれたので、2年前のアンケート結果と比較することにより、透析施設の予防・診療体制がどのように変わっていったかが分かる。
気になったアンケート結果だけをピックアップしてみた。
〇個人防護具の使用状況
COVID-19流行前のマスクの着用率が87.0%だということに驚いた。うちのクリニックは、流行前は必須ではなかった。
〇隔離の実施可能状況と各施設の個室数
うちのクリニックは、個室透析室がないので、時間的隔離で行った。2年間で500室近い個室が増えた。