すっかり忘れてたけど、日本透析医学会より、2021年12月31日現在の『わが国の慢性透析療法の現況(2021年12月31日現在)』が公表された。
〇患者数
患者総数は、349,700人だった。患者数は年々増加しているが、その伸びは鈍化している。
2012年に行われた将来予測では、2021年の約349,000人をピークに患者数が減少することが予想されている。
21012年の予想と700人しか相違していないことに驚いた。
来年の発表時に本当に減少しているかが楽しみである。

〇年齢構成
患者の平均年齢は69.67歳で、男女比は1.97:1で、平均年齢は年々高くなっているし、男性の割合も年々増加している。
今までの報告同様、75歳未満では男性の方が人数が多いが、75歳以上では女性の人数が多くなっている。

〇原疾患
糖尿病性腎症が39.6%、慢性糸球体腎炎が24.6%、腎硬化症が12.8%だった。
2011年に糖尿病性腎症と慢性糸球体腎炎の1位が入れ替わった。慢性糸球体腎炎は直線的に減少していて、一方、腎硬化症が増加しているので、将来的には2位が入れ替わるかもしれない。

