長崎での臨時透析で、前回チャンバー内の血液が分離した。
 

 

だから、今回再び訪問する機会があったので、この疑問も解消しようと思ってたし、クリニックのナースさんも回答を持ち帰るのを楽しみにしてた。(責任重大(笑))

 

まず、透析直後のチャンバーの様子。(分離は見られない。)

 

 

1時間後のチャンバーの様子。(分離が見られた。)

 

 

臨床工学技士さんを呼んでもらい、この現象の説明をしてもらった。『比重の重いものが下に沈み、軽いものが上に行くので、エアーを抜くためだと思う。』との回答だったが、血液が分離するには静止状態になる必要があるのではないかと質問すると、入職2年目なのでよく分からないと言われてしまった。

 

ただ、チャンバー内の血液面を流入管より下げれば、分離は起きないと言われ、実際に血液面を下げてみると分離はまったく起きなかった。

 

 

そこで、下の図のように考えてみた。(ヒマだねぇ~。)

 

 

流入管より下側(実際には少し上まで)は血液が撹拌されるので分離は起こらないが、流入管より上の部分は血液が撹拌されないので、ある時間経過すると分離が起こるのではないか。

1時間後の写真を見てみると、透析液で薄まった血液と血しょう成分の比率が約半々なので、これは血液中の血しょう成分が55%であることに反しない。

 

どうもスッキリしないから、もう一度、長崎の病院に臨時透析に行く必要があるかな。(汗)