富山から東京へ向かうとき、上野駅で途中下車して、せいび(国立西洋美術館)に寄ってきた。
せいびでは『ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』が開かれていた。
音声ガイドは、長谷川博己さんで、低音ボイスが心地良かった。
ベルクグリューンは、ドイツの美術商でピカソ、クレー、マティス、ジャコメティを主に収集し、その個人コレクションをドイツ政府が買い上げ、2004年に国立ベルクグリューン美術館として一般に公開した。
今回、建物の大規模改修のため、休館中であるので、日本未公開の作品の多くが来日した。
また、最近の流行りなのか、多くの作品の撮影が大丈夫だった。
写真撮影も考えもので、作品の写真を撮ってしまうと、その作品を鑑賞した気になってしまい、また、写真を撮ることが目的となってしまう。
なんだか谷村新司さんに似てると思ってパチリ。まさに群青。(笑)
ピカソの青の時代の『ジャウメ・サバルテスの肖像』。
タイトル画になっている『緑色のマニキュアをつけたドラ・マール』。
グレーの背景、白い顔、黒い服だから、目元や胸元の艶やかさに眼が奪われる。