今週も日本透析医会から透析患者さんの新型コロナウイルス感染者数の発表があった。

 

透析患者の感染者は、370名増えて11596名に、死亡者は8名増えて623名だった。

 

感染者が増えた地域は、北海道地区が17名、東北地区が10名、北関東地区が16名、南関東地区が87名、東京地区が81名、甲信越・北陸地区が21名、東海地区が12名、愛知地区が17名、近畿地区が30名、大阪地区が7名、中国地区が29名、四国地区が17名、九州・沖縄地区が18名、福岡地区が8名だった。


全国と各地区ごとにグラフを分けてみた。

南関東地区と東京地区は感染者数が他の地区に比べてはるかに多いので、他の地区と縦軸の数字が違うので注意が必要である。

データの範囲を広げたので、より視覚的によく分かるようになった。自画自賛。(笑)

 

 

死亡者が増えた地域は、北関東地区が1名、東京地区が5名、近畿地区が1名、中国地区が1名だった。

 

 

(詳細は、こちら。)

 

ワクチンを2回接種して退院した人は1818名、亡くなられた人は109名、転帰不明は1123名だった。

ワクチンを3回接種して退院した人は1831名、亡くなられた人は26名、転帰不明は1449名だった。

ワクチンを4回接種して退院した人は372名、亡くなられた人は4名、転帰不明は370名だった。

 

中和抗体薬(ゼビュディ)を投与して退院した人は1546名で、亡くなられた人は47名、転帰不明は4505名だった。(これらの人数は累積の数である。)

 

感染者の年代別の増加数は、40歳未満8名、40歳代が26名、50歳代が67名、60歳代が76名、70歳代が112名、80歳以上が79名であった。

 

年代別の致死率(転帰不明者を除く)は、40歳未満が0.6%、40歳代が3.0%、50歳代が3.4%、60歳代が6.2%、70歳代が11.3%、80歳代以上が18.0%、全体の致死率は9.4%であった。


感染者数は微減だったが、死亡者数は倍増(と言っても、ヒトケタだけど)した。

お盆休みの人の移動で感染者数が増えると言われていたが、そうはならなかった。

専門家の言うことを全部信じる必要はない気がする。