今年2月にも同じタイトルで同じ先生方の講演会があったが、今回は前回の内容をバージョンアップしたものになっている。
また、講演の最後にいくつかの質問に両先生が答えている。
キッセイ薬品工業のHPには、講演会で答えられなかった質問の回答が掲載されている。




講演会の中で、第6波以降の一般人口と透析患者における致死率のグラフが示されていて、70歳以上の透析患者の致死率は高いが、一般人口の致死率と比べると、むしろ60歳代以下の方が一般人口との致死率の比は高くなっている。
一般人口では若い人はほとんど亡くならないが、透析患者では、若い人でもある程度亡くなる人がいるということである。

また、ワクチン接種回数別の致死率のグラフでは、ワクチンを3回接種すれば、60歳代以下で致死率がゼロになっていて、ワクチンの効果は一目瞭然である。

感染対策では、患者教育が一番大事なのは、ウイルスがいくら変異しても変わらないようだ。

うちのクリニックで、待合室で移った(移された)例や体調が悪いのにベッドまで来てしまった例(その後、陽性が判明)があり、たまたまクラスターの発生がなかったから良かったけど、透析に来る前の自身の体調確認がいかに大事かを身に染みた。

人の振り見て我が振り直せかな。