今週も日本透析医会から透析患者さんの新型コロナウイルス感染者数の発表があった。

 

透析患者の感染者は、599名増えて9666名に、死亡者は11名増えて596名だった。

 

感染者が増えた地域は、北海道地区が31名、東北地区が21名、北関東地区が20名、南関東地区が162名、東京地区が70名、甲信越・北陸地区が26名、東海地区が38名、愛知地区が43名、近畿地区が24名、大阪地区が16名、中国地区が40名、四国地区が29名、九州・沖縄地区が28名、福岡地区が51名だった。

死亡者が増えた地域は、北海道地区が1名、東北地区が1名、南関東地区が2名、東海地区が1名、愛知地区が4名、中国地区が1名、四国地区が1名だった。

(詳細は、こちら。)

 

ワクチンを2回接種して退院した人は1717名、亡くなられた人は108名、転帰不明は1089名だった。

ワクチンを3回接種して退院した人は1147名、亡くなられた人は17名、転帰不明は1223名だった。

ワクチンを4回接種して退院した人は63名、亡くなられた人は0名、転帰不明は169名だった。

 

中和抗体薬(ゼビュディ)を投与して退院した人は1395名で、亡くなられた人は46名、転帰不明は475名だった。(これらの人数は累積の数である。)

 

感染者の年代別の増加数は、40歳未満11名、40歳代が41名、50歳代が87名、60歳代が117名、70歳代が185名、80歳以上が157名であった。

 

年代別の致死率(転帰不明者を除く)は、40歳未満が0.7%、40歳代が3.4%、50歳代が4.2%、60歳代が7.6%、70歳代が13.9%、80歳代以上が21.1%、全体の致死率は11.2%であった。

 

先週から感染者数は微減だったが、死亡者は倍以上になった。

四国地区の感染者数は1ケタが続いていたが、とうとう2ケタになってしまい、どの地区も2ケタの感染者になってしまった。(南関東地区だけは3ケタであるが)

死亡者がこんなに増えてしまったのは、医療崩壊が原因のひとつなんだろうか。