今週も日本透析医会から透析患者さんの新型コロナウイルス感染者数の発表があった。

 

透析患者の感染者は、650名増えて9067名に、死亡者は5名増えて585名だった。

 

感染者が増えた地域は、北海道地区が19名、東北地区が22名、北関東地区が25名、南関東地区が144名、東京地区が196名、甲信越・北陸地区が27名、東海地区が31名、愛知地区が10名、近畿地区が48名、大阪地区が32名、中国地区が37名、四国地区が4名、九州・沖縄地区が21名、福岡地区が35名だった。

死亡者が増えた地域は、東北地区が1名、北関東地区が1名、東京地区が2名、九州・沖縄地区が1名だった。

(詳細は、こちら。)

 

ワクチンを2回接種して退院した人は1667名、亡くなられた人は102名、転帰不明は1072名だった。

ワクチンを3回接種して退院した人は953名、亡くなられた人は12名、転帰不明は1075名だった。

ワクチンを4回接種して退院した人は23名、亡くなられた人は0名、転帰不明は94名だった。


中和抗体薬(ゼビュディ)を投与して退院した人は1343名で、亡くなられた人は44名、転帰不明は467名だった。(これらの人数は累積の数である。)

 

感染者の年代別の増加数は、40歳未満16名、40歳代が44名、50歳代が125名、60歳代が132名、70歳代が167名、80歳以上が166名であった。

 

年代別の致死率(転帰不明者を除く)は、40歳未満が0.8%、40歳代が3.6%、50歳代が4.4%、60歳代が7.9%、70歳代が14.8%、80歳代以上が222%、全体の致死率は11.8%であった。


今回の発表からワクチンを4回摂取して感染した人の統計が加わった。これによると、ワクチンを4回摂取して感染した人が117名いたので、ワクチンが万能ではないことがわかる。

今回初めて40歳未満で死亡者が出たようだ。


まだまだ、3ケタの感染者数であるが、爆発的な増えにはなっていない。

相変わらず、死亡者数は少ない。