火曜日は年に1度の献腎移植外来だった。
15〜16時の予約で、いつもだと16時過ぎに呼ばれるが、火曜日は誰もおらず15時前に呼ばれた。
診察が終わって出てきても、患者さんはいなかった。
今回で移植の登録をして10年になる。
平均待機期間が15〜16年なので、まだまだ先だと思ってたら、診察のときに10年経つといつ電話があってもおかしくないから心の準備をしておくように言われた。
診察を終えて待合室にいると、ナースさんがやってきて10年以上の人に話を聞きたいと20分ほど、透析のこと、仕事のこと、移植への思いなどを話した。
タイトルの『contra-indication』は禁忌のことで、電子カルテに『献腎移植に際してcontra-indicationとなる所見は認められない。』と書いてあった。