今週も日本透析医会から透析患者さんの新型コロナウイルス感染者数の発表があった。

 

透析患者の感染者は、268名増えて7485名に、死亡者は1名増えて574名だった。

 

感染者が増えた地域は、北海道地区が3名、東北地区が9名、北関東地区が5名、南関東地区が60名、東京地区が142名、甲信越・北陸地区が4名、東海地区が7名、愛知地区が3名、近畿地区が6名、大阪地区が3名、中国地区が7名、四国地区が0名、九州・沖縄地区が6名、福岡地区が13名だった。

死亡者が増えた地域は、近畿地区の1名だけだった。

(詳細は、こちら。)

 

ワクチンを2回接種して退院した人は1619名、亡くなられた人は100名、転帰不明は996名だった。

ワクチンを3回接種して退院した人は544名、亡くなられた人は7名、転帰不明は535名だった。

 

中和抗体薬(ゼビュディ)を投与して退院した人は1402名で、亡くなられた人は90名、転帰不明は412名だった。(これらの人数は累積の数である。)

 

感染者の年代別の増加数は、40歳未満5名、40歳代が26名、50歳代が44名、60歳代が51名、70歳代が75名、80歳以上が51名であった。

 

年代別の致死率(転帰不明者を除く)は、40歳未満が0%、40歳代が3.8%、50歳代が5.1%、60歳代が8.7%、70歳代が16.3%、80歳代以上が24.8%、全体の致死率は13.1%であった。

 

南関東地区と東京地区以外はそれほど極端に増えていない。亡くなられた方の数が少ないので、どの年代も死亡率が下がっている。

オミクロン株は重症になりにくいというのは、今のところ透析患者にも当てはまるようだ。