ポータブルエコーに続いて、クリニックにまたまたオモチャ(失礼)がやってきた。
その名は、下の写真のポケットLDF(Laser Doppler Flowmetry)という微小血管の血流を測定するものである。
SPP(Skin Perfusion Pressure:皮膚灌流圧)検査より簡易的に測定できるようであるが、簡易的であるためLDFだけで評価はできないとナースさんが言ってた。
名前にレーザードップラーとあるので、レーザー光のドップラー効果により血流を測るようである。
皮膚からレーザー光を照射するといろいろなものに反射して戻ってくる。
動いていないものからの反射波はもとの周波数を維持しているが、血管の中を動いている赤血球に当たったレーザー光はドップラー効果により周波数が変動する。
この変動した周波数から血流を計算するようである。

ここからは想像であるが、変動した周波数にFFT(高速フーリエ変換)を行い、ある周波数の範囲で積分を行って1次モーメントを計算すれば、血流量が求められるはず。
メーカーのホームページによると、1台70万円だそうだ。
やっぱり医療機器は高い。