東京都透析医会による『透析患者における新型コロナウイルス感染症の現況と最新の話題』の市民公開講座(オンデマンド配信)が4/1〜4/28まで公開されている。
透析患者の致死率は、一般人口の致死率に比べて圧倒的に高いことがグラフで示された。
第6波は、オミクロン株が感染性は高いが重症化しにくいこと、また、ワクチン接種が進んでいることや中和抗体薬の存在により、その前までの致死率と明らかに違うようだ。
また、第6波(オミクロン株)での初期症状は、それまでと比べて発熱が減り、咽頭痛が増えている。
患者と医療者すべてが感染対策を行うことが重要で、ひとりでも怠るとそこが感染源になってしまう。
あらためて、患者教育の重要性を説いていた。
あくまでも演者である菊池先生の下落合クリニックでのデータであるが、ワクチンを2回接種した場合の抗体量は、クリニックの医療従事者に比べて透析患者の方が総じて低かった。
ただ、3回目のブースター接種を行うと、今度は逆に透析患者の方が抗体量が増えたようだ。