東京都美術館で開催されてる『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』に行ってきた。
まん延防止が解除されたばかりだしどうしようかと一瞬だけ逡巡したけど、4/3までの開催だったので出張にかこつけて行ってきた。(汗)
東京都美術館の後は、北海道立近代美術館(4/22〜6/26)、大阪市立美術館(7/16〜9/25)、宮城県(会場、日程とも未定)へ巡回予定だけど、名古屋には来ないんだよなぁ。
ヨハネス・フェルメールの『窓辺で手紙を読む女』は、フェルメールのスタイルを確立した初期のころの傑作である。
1979年のエックス線調査で壁面の画中画が塗り潰されていることが分かった。
長年この塗り潰しはフェルメール自身で行ったものだと思われていたが、最新の調査でフェルメールの死後、何者かに消されていたという調査結果が2019年に発表された。
その後、気の遠くなるような修復作業を行いキューピッドの画が現れ、フェルメールが描いた当初の本来の姿になった。
所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でのお披露目のあと、日本にやってきた。
はっきり言って、他の17世紀のオランダの絵画には興味がないが、このフェルメールの絵を見るだけでも価値があったと思っている。