『ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』の最終回です。(汗)
本展のタイトル画にもなっている『夜のプロヴァンスの田舎道』である。
ゴッホの最後の作品だと言われている。
この絵を描いたゴッホは、死ぬことを自覚(実際に、このあと拳銃自殺してしまう)していて、糸杉という死の象徴を描いたと言われているが、この絵を見ていると迫力に圧倒されて、死よりも生を強く感じてしまう。
確か、16年前に来日したときには、『糸杉と星の見える道』というタイトルだったと思うが、会場の解説にはタイトルが変更されたことについては何も言及していなかった。
それにしても、生前にまったく売れなかったゴッホの絵をずっと保管していた遺族の慧眼には目を見張るものがある。
普通なら、精神に異常をきたし、拳銃自殺してしまい、しかもまったく売れなかった絵なので、処分されても仕方ない。
ヘレーネはゴッホの死後10年ほど経ってから、彼の絵を収集しだしたので、それまでほとんど売れない絵を処分しなかった。
だから、こうして我々の心を揺さぶる絵画を見ることができる。
