この絵は、ウジェーヌ・ドラクロワの『善きサマリア人』を模写したものである。






耳切り事件を起こしたゴッホは、サン=レミにある精神療養院で療養生活を送りながら絵を描いたが、部屋から自由に出歩くことができなかったので、ミレーやドラクロワの模写をしていたようである。


こちらが、ドラクロワの『善きサマリア人』である。

 

 

 

 

ゴッホが模写した絵と左右が逆になっていることに気づく。

これは、白黒版画を模写したためだと言われている。

面白いことに、ドラクロワのサマリア人の赤色と背景の緑色、ゴッホのサマリア人の黄色と旅人の青色が補色の関係になっている。