④在宅透析患者管理における遠隔モニタリング加算

 

概要として、以下のように書かれてある。

在宅透析(在宅自己腹膜灌流、在宅血液透析)は、基本的に在宅で患者自身が透析を行う治療であり、在宅での治療状況の把握が重要となる。そのため、在宅透析患者への遠隔モニタリング加算を提案する。さらに、在宅透析はCOVID19感染が少ないことが証明され、各国ガイドラインにても感染防御のために推奨されており、遠隔モニタリングを加えることでさらなる感染対策が得られると考えられる。

 

診療報酬に収載する理由として、以下のように書かれてある。

在宅自己腹膜灌流は、在宅で1日3~4回の透析液パック交換を行い、その除水量、体重、血圧、廃液の性状、カテーテル出口部状態などの観察を行い、月当たり1~3回の受診時にそれらの記録を提示し、医師の指導を受けている。在宅血液透析では、日々の透析装置の設置、血管アクセスへの穿刺、透析条件の設定、体重、血圧などの自己管理を要するが、月1回の受診での管理となっているため危険を伴う。遠隔医療の導入により、定期受診回数は減るが、救急外来受診なども減少し、導入後1年間の観察では死亡や血液透析への移行が減少し、腹膜透析継続率が改善すること、が報告されており、予後改善に寄与することが期待される。

 

 

 

月2,000円の診療報酬を要求している。


在宅診療は重点政策だけど、アピールポイントが弱いので、認められないかな。