せっかくだから、日本透析医学会が要望している4点について詳しく見ていこう。
まずは、①透析患者感染症予防管理加算。
概要として、以下のように書かれてある。
透析患者に特化した感染対策チームを作成し、その指導管理の下に日常の感染対策を行う。感染対策チームは、選任の院内感染管理者の指導の下に感染対策の教育を受講した看護師、臨床工学技士で構成され、施設基準に従って届けがなされるものとする。
診療報酬に収載する理由として、以下のように書かれてある。
血液透析患者は一か所で同時に多人数で治療を行うため、集団感染のリスクが高い。B型肝炎やC型肝炎ウイルにに対しては、環境整備などのガイドラインを作成し、一定の効果が確認された。
しかし、COVID19(飛沫感染)では、透析患者や医療スタッフのクラスターが発生した。現在、透析施設における感染防止対策に関する診療報酬上の規程は確立されていないが、医療スタッフが感染防止対策を行うことで、COVID19のクラスター化や中心静脈カテーテル感染を抑制させる効果が報告されている。
感染制御のためには、マスク、手袋、防御服、消毒剤などの消耗品が必要であり、それらに対する加算を要求する。
根拠として、1透析患者当り500円の感染対策コストがかかっているとのこと。
1透析患者当り500円の費用がかかっているとなっているが、これが感染した患者さんに対してなのか、感染していない患者も含んだ金額なのかが分からなかった。
管理加算となっているので、透析患者さんに一律に月500円上乗せするようになるんだろうけど、もし、加算が認められたとして、透析施設にクラスターが発生した場合はどうするんだろう?
もらい得になっちゃうよ。(笑)
ま、普通に考えれば認められる訳ないよね。
もっと患者さんのためになる要望をして欲しかったので、透析医学会には少しガッカリした。
