8月25日、第49回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードにおいて、新型コロナウイルス感染症の重症化リスク因子に着目した死亡率が報告された。(詳細は、こちら。)
重症化リスク因子ごとにまとめると、以下の表になる。
どの年齢においても、慢性腎臓病の死亡率が一番高い!
なお、この死亡率には、ワクチン接種の有無は考慮されていない。
また、年齢、性別、各種リスク因子を加えた多変量解析(ロジスティック回帰分析)を行い、独立したリスク因子を明らかにしている。
65歳以上では、
加齢(1歳ごとにオッズ比=OR:1.099)、男性(OR:1.767)、糖尿病(OR:1.33)、慢性腎臓病(OR:2.239)、がん(OR:1.569)、喫煙(OR:1.401)、免疫抑制(OR:2.125)
50歳~64歳では、
加齢(1歳ごとにオッズ比=OR:1.133)、男性(OR:3.445)、糖尿病(OR:3.545)、慢性腎臓病(OR:12.167)、がん(OR:4.550)、肥満(OR:13.596)
40歳~49歳では、
慢性腎臓病(OR:44.739)
オッズ比は、簡単にいえば倍率だと思ってもらえばいいかな。