ロンドンのケンジントン宮殿にあるダイアナ妃の執務室の写真である。
ダイアナ妃の後ろに飾られてる2点の版画は、吉田博画伯の『瀬戸内海集 光る海』(右側)と『関西 猿澤池』(左側)である。
ダイアナ妃が来日されたときに、迎賓館に画商を招き入れて購入されたそうである。
それぞれをアップにしてみると。
三重県菰野町のパラミタミュージアムで開催されている『ダイアナ妃が愛した色彩版画 吉田博展』にタイトルのダイアナ妃に惹かれて行ってきた。
吉田画伯は、明治、大正、昭和にかけて活躍した洋画家、版画家である。
若いときから渡米し、海外で活躍されていたので、同時期に活躍した黒田清輝に比べて日本国内での知名度はイマイチであるが、先のダイアナ妃を始め、心理学者のフロイトなど、海外の著名人に熱狂的なファンがいたそうである。
色刷りの回数が30回以上もあるので、まるで水彩画のようである。
しかも、49歳から版画製作を精力的に始めたそうである。