透析患者のフェリチンとTSAT(鉄飽和率)の基準値は、低フェリチン高TSATが基本なので、フェリチン値60ng以下、TSAT20%以上となる。

 

日本透析医学会の『わが国の慢性透析療法の現況(2019年12月31日現在)』によれば、フェリチンとTSATの患者分布はこんな感じである。




 

2019年に付けたマゼンダの丸印は、前回の血液検査値である。

フェリチン400オーバーは、さすだに異常値だよね。

 

さらに、2017年の同じ資料には、『フェリチンと生命予後の関連性』のグラフがあった。



単変量解析では、血清フェリチンが上昇するにしたがって、全死亡、心血管疾患による死亡、感染症による死亡のリスクは増大した。


多変量解析では、血清フェリチン高値群では、低値群に比べて、全死亡で54%、心血管疾患による死亡で44%の有意なリスク増加が認められたが、感染症による死亡では、有意なリスクの変化は認められなかった。

 

フェリチンが早く下がってくれるといいんだけど・・・。