前のブログで風景画を描くようになった背景を書いたが、いわゆる西洋美術史的に書くと、古代の歴史に価値を見いだす"新古典主義"に始まり、画家の感性を前面に押し出した"ロマン主義"、"バルビゾン派"、"写実主義"、"印象派"と続くことになる。

年代にして、1800年代の話である。

 

昨年、横浜美術館で開催されてた『トライローグ展』は、このあとのフォービズムから始まる1900年代の西洋美術を網羅していた。

トライアローグ展は、現在、愛知県美術館で開催されているので、もう一度観に行きたい!

 

さて、バルビゾンというのは、パリの南側に位置する村の名前であり、多くの画家がバルビゾン村を訪れたり、住んだりして風景画を描いたようである。

 

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タイトル画のカミーユ・コローの『イタリアのダンス』であるが、絵の中の人々はスケッチしたときにはいなかったようだ。

自然をあるがままに描いてはいたが、そこに画家自身の解釈で解体・再構築されたようである。

だから、脚色することなく、そのままの自然を描こうと『写実主義』『印象派』へと繋がっていく。

 

特別展「風景画のはじまり コローから印象派へ」愛知・東京ほかで、モネなどでたどる近代フランス風景画 - ファッションプレス


一方、クロード・モネの『ベルーリ岩礁』では、ある場所のある時間、画家自身が見た一瞬の情景(印象)を可能な限り、忠実に描いている。

写真では分かりづらいが、現物を見ると絵の具を混ぜずに原色のまま細かい筆触を重ねていることが分かる。

コロナでなければ、人だかりで近づいて見ることができなかったはずなので、不謹慎だけど、美術鑑賞にはコロナ禍はある意味ありがたい。