この新聞記事のように新聞やテレビでは、『変異種』や『変異ウイルス』という表記になっていたかのように思う。
ところが、日本感染症学会より、『変異「種」の誤用について(報道機関各位)』(詳細は、こちら 。)というお知らせが出された。
このお知らせによると、新型コロナウイルスの変異種というと学術的にはまったく別のウイルスという意味になるらしい。
今話題になっているのは、遺伝子の一部が変異しているだけで、新型コロナウイルスそのものには違いない。
だから、感染症学会は『誤った知識は、些細なものであってもしばしば誤解を生じ、差別や偏見につながっていくものもあります。ましてや科学的専門用語については、たとえ1文字の違いであっても、大きく意味がことなることがあり、より一層の注意が必要です。今回の新型コロナウイルス感染症では、これまでにも感染者や医療従事者に対する様々な差別が起きており、新型ウイルスが発生したかのような用語を用いることは、今後に新しい差別を引き起こす可能性もあります。このような場合には、単なる誤“用”ではなく、誤“報”と同じ意味を持ちかねません。』と言っている。
『変異ウイルス』という表現は、ギリ大丈夫なんだとか。