腎性貧血の治療として、毎週月曜日にESA製剤のネスプを使用していたが、ネスプの特許切れを機にネスプのオーソライズド・ジェネリックである『ダルベポエチンアルファ注シリンジ「KKF」』に変更になった。
ネスプもダルベポエチンアルファ注シリンジ「KKF」(以下、ネスプAGと記す。)も製造メーカーは、協和キリン(株)である。
それぞれの売上がどうなったかを有価証券報告書をもとに調べてみた。
ネスプとネスプAGの売上高と2020年度の売上予想は、以下のとおりである。
ネスプAGは、発売4ヶ月で140億円を売上げたが、ネスプの201億円の売上減をカバー仕切れず、ネスプとネスプAGの合計で61億円減(-11.4%)となった。
2020年度は、ネスプAGは307億円の予想であるが、ネスプが40億円と売上が-88.1%となり、全体の売上は190億円減の347億円となるようだ。
ネスプAGの薬価はネスプの0.7掛けであるので、
(販売価格は必ずしも0.7掛けにはならないが)2019年度は、336+140/0.7=536億円と2018年とほぼ同じ額になるので、売上減は単純に薬価の引き下げによるものと思われる。
2020年度は、40+307/0.7=479億円となり、薬価の引き下げだけの影響ではないように思われる。
腎性貧血治療薬は、ネスプやミルセラ(中外製薬)の独壇場(ブルーオーシャン状態)だったが、バイオセイム、バイオシミラーや、HIF-PH(低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素)阻害薬の登場により、レッドオーシャン化し出したようだ。
10年ほど前に透析を始めるようになって、ネスプというESA製剤を知り、協和キリンにに興味を持ったので、900円/株くらいで株を購入した。
(何株買ったかは、ヒミツ(笑))
10年分の株価の推移(チャート)は、こんな感じで、
ほぼ一本調子に株価を伸ばし、10年前の3倍になった。
ネスプ関連の売上の減少は気になるところであるが、「クリースビータ」という薬がブロックバスター化するらしいので、まだまだ株価は伸びそうだ。
がんばれ、協和キリン!

