1/19に日本透析医学会より、2019年12月31日現在の『わが国の慢性透析療法の現況(2019年12月31日現在)』が公表された。(本文は、こちら。)

 

〇患者数

患者総数は、344,640人だった。患者数は年々増加傾向にあるが、その伸びは鈍化している。2012年に行われた予測では、2021年に349,000人をピークに患者数が減少するとされている。

 

〇年齢構成

平均年齢は69.01歳で、男女比は1.92:1で男性の方が多い。

75歳以下では男性の患者さんの方が多いが、75歳以上だと女性の患者さんの方が多くなる。

 

〇原疾患

糖尿病性腎症が39.1%、慢性糸球体腎炎が25.7%、腎硬化症11.4%だった。2011年に糖尿病性腎症と慢性糸球体腎炎の1位が入れ替わった。慢性糸球体腎炎は、直線的に減少しているので、近い将来、腎硬化症と2位が入れ替わるかもしれない。