○『牛に引かれて善光寺参り』
って言うけど、どういう話だったっけ?
以下は、雪印メグミルクのサイトからの引用。
『昔、信濃国に強欲で意地悪な老婆が住んでいました。ある日、白い布を洗濯して干しておいたら牛が角で引っ掛けて逃げていってしまいました。驚いた老婆は怒って、牛のあとをどこまでも追いかけました。牛が逃げ込んでいった先は善光寺。おそるおそる金堂に入ってみると牛のよだれでかかれた文字が光っていました。読んでみると「牛とのみ 思いすごすな 仏の道に汝を導くおのれのこころを」とあります。「ただの牛のしたことだと思うなかれ、こうしてあなたの心を仏の道へと導いてくれたのです」といった意味でしょう。さすがに、老婆も心の奥に眠っていた仏心が目を開き、私欲を捨てて信仰の道に入ることができたということです。18世紀の「本朝俚諺(ほんちょうりげん)」に収められている逸話です。転じて、思いがけないことが縁で偶然よい方に導かれること(小学館ことわざ大辞典)、という意味に使われます。』

そういえば、小諸に布引観音というのがあり、ここの観音様が牛に化身して老婆を善光寺に連れて行ったと言われている。
○善光寺は無宗派
善光寺は、飛鳥時代に創建され、その頃は宗派という考えがなかったため、今でも無宗派の寺院となっている。
ただ、天台宗の大勧進ほか25院と浄土宗の大本願ほか14坊より、運営されている。もちろん、善光寺に檀家はいない。
また、善光寺の住職は2人いて、天台宗のほうは貫主(かんす)と言い、浄土宗の方は上人(しょうにん)と言う。
浄土宗の大本願は、日本最大級の尼寺である。
○仁王像が左右逆
仁王門にある阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の仁王像だけど、普通は阿形が右、吽形が左。なぜだか分からないけど、善光寺は左右逆に置かれている。
この阿形と吽形は、一番最初に発する音『あ』から最後に終わる『ん』を表し、すべての物事から皆様をお守りしていることを表している。

○ご朱印
善光寺でいただいた3種類のご朱印。
出雲大社でご朱印帳を購入してから、急にご朱印に目覚めたみたい。(汗)

