透析本には、透析時の低血圧の対応として、下肢挙上(きょじょう)が推奨されている。
自分も透析で血圧が下がったときに、下肢を上げてもらったことがある。
下肢を上げることによって、下肢にある血液が心臓に戻り循環に回ることによって、心臓から吐き出す血液量を多くし、血圧を上げる効果があると言われているが、これって足を上げたときの一時的なものじゃないかって思ってた。
いろいろ調べてみると、それほど明確なエビデンスがあるわけじゃなかった。
いわゆる透析看護あるある。
日本蘇生協議会の『JRC蘇生ガイドライン2015』には、こんな記述がある。
『30~60°の下肢の受動的な挙上には一時的(7分かそれ以下)な利点があるかもしれないことを示唆するエビデンスがあるものの、ショックの傷病者への推奨体位は仰臥位のままとした。』
つまり、初期対応として下肢挙上の効果はあるが、その効果は7分以下にすぎないようだ。