品質管理は社会経済活動にとって欠かせないものなので、入社すると品質管理の研修としてQC7つ道具や実験計画法(技術系だけ)などを習う。
このときよく出てくる言葉が『有意差』である。
日常会話では、ほとんど使わないけど。
7月初旬に国民の期待を背負って実施していた、新型コロナウイルスの治療薬であるアビガンの臨床研究結果が発表された。
そのときの各新聞のタイトルは、
『アビガンの臨床研究、統計的な有意差みられず』(朝日新聞)
『「アビガン」明確な有効性は確認できず』(読売新聞)
『アビガン、有効性判断できず』(毎日新聞)
『新型コロナ:アビガン効果、「確認できず」』(日本経済新聞)
と、なっていた。
いずれの新聞も見事なまでの否定表現となっているので、記事の中身はともかくタイトルを見た人は、『アビガンは、ダメだったんだ』と思うはず。
有意差なし=効果がないと思われているようであるが、この臨床研究で有意差なしというのは、アビガンが効くかどうか、まだ分からないというのが本当のところ。