昨日の回診時にロケルマを処方してもらったけど、新しい薬なので、薬局に在庫がなく、手に入るのは金曜日になりそう。
だから、実際に服用した感想はもう少しお待ちを。(汗)

インタビューフォームに目を通したので、ロケルマの特長をまとめてみた。

◯カリウムを選択的に捕捉
ロケルマは微細孔構造で、その孔の大きさは約3Å(オングストローム)でカリウムの2.98Åがピッタリ収まる。1Åは0.1ナノメートルである。
だから、カリメートやケイキサレートのように電解質異常が起こりにくい。

◯消化管全体で作用
pH4.5〜6.8の小腸および大腸でカリウムを交換できる。カリメートやケイキサレートでは下部消化管で働くので、大腸のない自分にはピッタリの薬かもしれない。
試験では、投与開始1時間から血清カリウム値が低下した。

◯水分で膨潤しない
非ポリマー型なので、水で膨潤することがないので、消化管への負担が少ない。
ケイキサレートでは、体積が2倍になる。
だから、ロケルマでは、腹部膨満感、腹痛、消化管穿孔や便秘などの副作用が起こりにくい。

◯透析患者に有用性が高い
第3相試験によるロケルマ群vsプラセボ群の奏功例で41.2%vs1.0%(p<0.001)となった。
奏功例とは、最大透析間隔後の血清カリウム値が4.0〜5.0mmol/Lとなった人の割合である。

◯金属イオン含有製剤と同時服用できる
カリウムの選択性が高いので、金属イオンに対する影響が少ない。
もちろん、カリメートやケイキサレートでは併用注意となっている。

◯飲みやすい?
実際に服用していないので、分からないけど、無味無臭でサラサラとした飲み心地のようなので、期待は高い。