新しい高カリウム血症の治療薬が、45年ぶりにアストラゼネカより5月20日に発売された。
ロケルマの名前の由来は、下げる(lower)カリウム血症(kalemia)からLOKELMA(ロケルマ)のようです。
一般名は、ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウムです。覚えられないけど。(汗)
最大の特長は、非ポリマー製剤であること。
カリメートやケイキサレートが、ポリマー型陽イオン交換樹脂であるが、ロケルマは非ポリマー無機陽イオン交換化合物である。
非ポリマー型なので、カリメートやケイキサレートの副作用である便秘、腹部膨満感や消化管穿孔が起きにくい。ポリマー型だと水分を吸収して2倍に膨張してしまうから。
ただ、ロケルマの剤形は、今のところ懸濁用散剤しかないので、飲みやすさから言えば、経口液に軍配があがるかな。
あと、ロケルマは無味無臭でサラッとした飲み心地だそうなので、激マズのカリメートやケイキサレートに比べると大いに期待が高い。
今日は院長先生の回診だから、処方してもらおうかな。
