新型コロナウイルスの感染拡大で、血液中の酸素濃度を測定するパルスオキシメーター(pulse oximeter)という医療機器が注目されている。
パルスオキシメーターは、指先に挟む洗濯バサミのような機器で、動脈血液の酸素飽和度(SpO2:エスピーオーツー、サチュレーション)を測定する機器である。
手術のときはもちろん、PTAや大腸カメラの際にも指につけ測定される。
この医療分野で欠かせない存在であるパルスオキシメーターを日本人が開発したことはあまり知られていない。
その開発者である青柳卓雄さんが、去る4月18日に84歳にて亡くなられた。
自分が知る限り、このことを取り上げたテレビ番組はなかった。