来年度の診療報酬改定の具体的な話が段々と明らかになってきた。
8日に中央社会保険医療協議会総会が開かれ、その中で過剰な透析について話し合われたようだ。
当日配布された資料が公開されているだけで、議事録が公開されていないので、どのような内容が話し合われたかは分からない。
ただ、9日の新聞各紙には、
『患者数や医療機械が一定数を超えた場合には、診療報酬を引き下げる』(新聞各紙のネタ元の共同通信の記事はこちら。)と、
朝日新聞では、『患者を多く受け入れるために透析時間を短くしているような医療機関などを引き下げ対象とする』(朝日新聞の記事は、こちら。)
と、2種類の内容になっている。
中医協の公開された資料(詳細は、こちら。)を見てみると、腎代替療法に関する論点(案)として、
①腹膜透析や腎移植の取り組みに対して評価をしてはどうか
②障害者加算などの評価を充実してはどうか
③6時間以上の透析を評価してはどうか
④透析液水質加算について、適正化してはどうか
⑤施設の規模や患者数によって効率が違うので、効率化の評価を適正化してはどうか
⑥HDFについて、時間区分を分けた評価にしてはどうか
と、必ずしもネガティブな内容にはなっていない。
公開された資料を素直にとらえれば、HDに6時間以上の診療報酬がつき、HDFが時間区分の診療報酬になり、水質加算は包括化になりそうなんだけど・・・。
結果は、年明けに分かる。