熊本大学の西中村教授のグループが、ES細胞を使ってマウスの胎児の腎臓の組織を再現することに成功した。(詳しくは、こちら。)
以前、同じような発表があったが、そちらは血液を濾過して尿を作る機能があるネフロンという細胞のこと。
今回は、尿を排出する管になる『尿管芽』という細胞を作ることに成功した。
さらに、この2つの細胞を特殊な培養液で培養すると、細胞が組み合わさって直径1ミリ、厚さ数百マイクロの円盤状のマスの胎児の腎臓の組織を再現できたそうだ。

ただ、この腎臓が血液を濾過することができるかは、今後検証するそうだ。
iPS細胞で作った腎臓を移植するという夢に一歩近づいたかな。