降圧剤として、ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)を主体に処方されてるが、そもそも腎臓を2つとも取ってしまっているので、そもそもアンジオテンシンⅡが身体で作られず、ARBが効かないんじゃない?

 

その前に、レニン-アンジオテンシン系の血圧上昇のメカニズムは、こんな感じ。

 

血圧上昇のメカニズムは、腎臓の輸入細動脈の壁にある傍糸球体細胞からレニンが分泌され、血液中のアンジオテンシノーゲンからアンジオテンシンⅠという物質が作られる。アンジオテンシンⅠはアンジオテンシン変換酵素(ACE)によりアンジオテンシンⅡに変換される。

アンジオテンシンⅡは全身の動脈を収縮させ、血圧を上げるとともに、副腎皮質からアルドステロンを分泌させる。

アルドステロンはNaを体内に溜める働きがあり、これにより循環血液量が増加して、心拍出量と末梢血管抵抗が増加します。

 

すべての始まりは、腎臓から生み出されるレニンにある。

 

ということは、腎臓がなければ、レニンも出ないことになる。

 

院長先生の回診のときにでも聞いてみるかな。