異化(いか)なんて普段の生活ではまず使わない。
普段の言葉で言えば『分解』となる。
だから、反対語は『合成』で、医学(生物学)用語では『同化』となる。

すなわち、分解⇔合成、異化(catabolism)⇔同化(anabolism)。

身体は常に新陳代謝を繰り返している。
同化(合成)と異化(分解)の微妙なバランスで成り立っている。

1日に摂取するタンパク質(DPI:Daily Protain Intake)とタンパク異化率(PCR:Protain Catabolic Rate)は、ほぼ等しいと言われている。
もし、バランスが崩れて、DPI>PCRとなると同化が亢進し、DPI<PCRとなると異化が亢進されることになる。

透析患者のPCRの標準値は、1.0~1.2g/kg/dayである。

今までのPCRをグラフにするとこんな感じになる。

PCR

 


平均すると0.7強ぐらい。

今までは、PCRが1.0を下回っていたので、てっきりタンパク摂取不足(食べ足りない)と思っていたが、そうではなくて同化亢進状態(太る)だったようだ。(汗)

データはウソつかない。