イエローカードを出されてから、いろいろなナースさんから、「水分管理はできてる?体重はオーバーしてない?」と言われる。

うちのクリニックは、引継ぎがうまく行っていて、一人のナースに言っておけば、必ず担当ナースや受持ちナースに伝わってる。

いいことなんだけど、今回の場合は、少々うざい。

血液データもいい、血圧も降圧剤を服用しなくても安定していて、たまたま飲み会が続いて週末にドライにできなかっただけで、こう言われちゃ、なんかとんでもなく悪いことをしたように思えてくる。

前にも書いたけど、水分の増加は塩分摂取量の増加に等しいから、水分管理だけを厳しく言うのはどうかと思う。

透析医学会から、「血液透析処方ガイドライン2013年版(案)」が出され、その中にはこう書かれてある。
「医療スタッフにお願いしたいのは、体重増加の多い患者への食塩制限である。食塩制限を行わないで飲水制限を勧めることは厳に謹んでいただきたい。体重増加の多い患者では、食塩制限を徹底することが肝要である。」

なお、食塩摂取量は6g/日未満を推奨していたが、体重の軽い患者では食塩の摂り過ぎになるので、今回のガイドラインでは適正食塩接収量が掲載されていない。