塩分(ナトリウム)は、透析(いわゆる拡散)によって除去されず、除水のときの水分に混ざって除去されるようだ。

では、どのくらい除去されるのか計算してみよう。

ナトリウムは、イオン価1、原子量23なので、

 1mEq/L=23mg/L

血液のナトリウム濃度は、およそ140mEq/Lなので、

 140mEq/L=140×23=3220mg/L

ここで、食塩相当量(g)は、

 食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54/1000

だから、

 140mEq/L=3220×2.54/1000=8.18g/L

およそ1リットルの除水で8グラムの塩分量になる。

ということは、

 2kgの除水で16グラム、3kgの除水で24グラム、4kgでは32グラムとなる。

毎回3kgの除水をすると仮定すると、

 一週間では、3回×24g=72g となる。

ということは、

 一日あたり、72g/7日=10.3g/日

栄養指導で一日の塩分摂取量は6~8gだと聞いたけど、恐らくしっかり透析じゃない時代の話だということが分る。

毎回4kg除水していれば、塩分摂取量は13.7g/日になるから、ほとんど塩分制限なしで構わないってことになるんじゃない。