愛知県の場合、腎機能障害では4級以上の障害者手帳保持者の医療費が負担される。

当り前のように、医療費の負担を享受していたが、ある人のブログをきっかけに、県単位で制度に違いがあることを知った。
全腎協のホームページに自治体ごとの医療費負担制度の一覧表(http://www.zjk.jp/kidney/pdf/2012_josei_ken.pdfhttp://www.zjk.jp/kidney/pdf/2012_josei_seireisitei.pdfhttp://www.zjk.jp/kidney/pdf/2012_josei_chuukakushi.pdf)が掲載されている。
これを見てみると、腎機能障害4級で助成されているのは、愛知県だけのようだ。
(ほかに、川越市、長野市、豊中市、高松市は、市単独の助成を行っている。)

愛知県の2012年度の予算を見てみると、障害者医療費にかかわる費用がおよそ70億円、対象者がおよそ10万人となっている。一人あたり年間7万円である。

愛知県では、財政状況の悪化を理由に、医療費無料制度を廃止し、自己負担を求める制度に改正しようとしている。

今のところ、3つの案を各市町村や医師会に提示している。

その内容は、
A案:通院1回100円、入院1日100円
B案:通院1回500円、入院1日500円、ただし1ヶ月1医療機関あたり上限2500円
C案:通院・入院とも1ヶ月1医療機関あたり500円

月13回の透析に通ったとすると、A案:100×13=1300円、B案:500×13=6500円>2500円、C案:500円となる。

大した額ではないと思うけど、消費税と同じようにいったん自己負担制度が導入されると増額はなし崩し的に進められるはずだ。