エリスロポエチン(erythropoietin)は造血ホルモンで、腎臓から産出して、骨髄の幹細胞に作用して、赤血球を増加させる。
透析患者は、腎臓が廃絶しているため、このエリスロポエチンが産出されず、貧血になりやすい。

エリスロポエチンってロシア人っぽい名前だけど、日本語では、赤血球造血刺激因子と訳すらしい。

うちのクリニックでは、毎週月曜日の透析終了後にネスプを静注している。

エリスロポエチン製剤(ESA製剤)は、エスポー(エポエチン アルファ)、エポジン(エポエチン ベータ)、ネスプ(ダルベポエチン アルファ)、ミルセラ(エポエチン ベータ ベゴル)がある。
これらの製剤の違いは半減期で、エスポー、エポジンは半減期が短い(薬の効果が早くなくなる)ので週3回使用する必要がある。ネスプは、エスポーやエポジンより半減期が長いので、週1回の投与でいい。ミルセラは、一番新しいESA製剤で半減期がさらに長いので、月1回の投与でいいらしい。

それぞれの薬価から一ヶ月の金額を計算してみる。

自分が使っているネスプは30μgなので、エスポーとエポジンは、6000IU/週(1500+1500+3000)、ミルセラはネスプの80%の使用量だから、30×4×0.8=96μg=100μgとする。

エスポー:(1287+1287+2243)×4=19,268円
エポジン:(1392+1392+2540)×4=21,296円
ネスプ:7077×4=28,308円
ミルセラ:22,445円

効果は別として、ネスプが一番高いんだ。