患者会の総会で知り合いになったおじさんから、面白いから読んでみたらと「現代免疫物語」(岸本忠三/中嶋彰)という本を渡された。
パラパラと斜め読みしていたら、エリスロポエチン製剤について、なかなか興味深い話が載っていた。
エリスロポエチン製剤は、バイオテクノロジーの金字塔と言われているそうで、確かに日本での透析患者30万人、全世界では200万人以上の透析患者が恩恵を受けている薬だ。
その誕生に日本人研究者が深く関わっていたそうだ。
その人は、熊本大学医学部第二内科の宮家(みやけ)隆二博士で、再生不良性貧血の患者さんの尿2.5トンから、わずか10mgの純粋なエリスロポエチンを精製したそうだ。
2.5トンの尿=2500kg=2500リットル
1日に1.5リットルの尿をするとして、2500/1.5=1670人日分の尿になる。
再生不良性貧血は、骨髄にある造血幹細胞が何らかの原因で壊れ、赤血球、白血球、血小板などのすべての血球が減る病気である。
一方で、正常な腎臓からは貧血から脱しようと大量のエリスロポエチンが分泌され、結果的にエリスロポエチンを多く含む尿が排出される。
宮家博士は、この集めた尿の粉末を持って、シカゴ大学のワッサー教授のもとで、エリスロポエチンの精製を行った。
このエリスロポエチンが巨大な医薬品になる考えたベンチャー企業2社が二人に近づき、結局二人は袂を分つことになった。
ワッサーとアムジェン社は、遺伝子組み換えの手法でエリスロポエチンを生産するときに不可欠な中間物質の遺伝子を突き止めて、これを特許に申請した。
一方、宮家博士とジェネティクス社は天然の赤血球増多因子のたんぱく質をより正確に生成し、たんぱく質そのものを特許として出願した。
5年に渡る特許紛争の末、基本特許はワッサーとアムジェン社に与えられた。
透析液の次は、エリスロポエチンに興味が沸いてきたようだ。(汗)
パラパラと斜め読みしていたら、エリスロポエチン製剤について、なかなか興味深い話が載っていた。
エリスロポエチン製剤は、バイオテクノロジーの金字塔と言われているそうで、確かに日本での透析患者30万人、全世界では200万人以上の透析患者が恩恵を受けている薬だ。
その誕生に日本人研究者が深く関わっていたそうだ。
その人は、熊本大学医学部第二内科の宮家(みやけ)隆二博士で、再生不良性貧血の患者さんの尿2.5トンから、わずか10mgの純粋なエリスロポエチンを精製したそうだ。
2.5トンの尿=2500kg=2500リットル
1日に1.5リットルの尿をするとして、2500/1.5=1670人日分の尿になる。
再生不良性貧血は、骨髄にある造血幹細胞が何らかの原因で壊れ、赤血球、白血球、血小板などのすべての血球が減る病気である。
一方で、正常な腎臓からは貧血から脱しようと大量のエリスロポエチンが分泌され、結果的にエリスロポエチンを多く含む尿が排出される。
宮家博士は、この集めた尿の粉末を持って、シカゴ大学のワッサー教授のもとで、エリスロポエチンの精製を行った。
このエリスロポエチンが巨大な医薬品になる考えたベンチャー企業2社が二人に近づき、結局二人は袂を分つことになった。
ワッサーとアムジェン社は、遺伝子組み換えの手法でエリスロポエチンを生産するときに不可欠な中間物質の遺伝子を突き止めて、これを特許に申請した。
一方、宮家博士とジェネティクス社は天然の赤血球増多因子のたんぱく質をより正確に生成し、たんぱく質そのものを特許として出願した。
5年に渡る特許紛争の末、基本特許はワッサーとアムジェン社に与えられた。
透析液の次は、エリスロポエチンに興味が沸いてきたようだ。(汗)
